2026.09.07
GORE-TEXとWINDSTOPPERの違いとは?防水性・防風性で選ぶアウターと手袋の技術入門
本記事はPRを含みます。
目次
GORE-TEXとWINDSTOPPERの違いは、そもそも何だろうか?
GORE-TEX WINDSTOPPER 違いが気になっている方へ、特徴を解説します。
どちらも、アウトドアブランドの高機能ウェアでよく見かける名称です。
しかし、この2つを同じ「防水素材」だと思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。
実際には、両者の役割はまったく異なります。
GORE-TEXは、防水性と透湿性を両立させた素材の名称です。
一方、WINDSTOPPERは、防風性に特化した素材の名称です。
どちらもゴア社が開発した高機能素材ですが、得意分野が異なります。
この違いを理解しないまま選ぶと、期待した機能とのずれが生じることがあります。
本記事では、両者の仕組みの違いを解説します。
あわせて、シーン別の選び方も紹介します。
在庫買取事業では、アウターやグローブの機能表示を確認する機会が多くあります。
なぜなら、素材の種類によって、劣化を確認すべきポイントが異なるからです。
客観的な視点でまとめましたので、秋冬の装い選びの参考としてご覧ください。
透湿防水素材と防風素材は、仕組みがどう違うのか
GORE-TEXは、微細な孔を持つePTFEという膜を使用しています。
この孔は、水滴よりも小さく、水蒸気よりも大きいという特殊な構造です。
そのため、外部からの雨は防ぎながら、内部の汗による蒸気だけを外に逃がせます。
これが、GORE-TEXの「防水透湿性」と呼ばれる仕組みです。
一方、WINDSTOPPERは、防水性を持たない特殊な膜を使用しています。
この膜は、風をほぼ完全に遮断しながら、通気性はある程度確保する構造です。
そのため、フリースやニットなど、防水性を求めない素材と組み合わせて使われます。
GORE-TEXは「雨や水」への対策です。
一方、WINDSTOPPERは「風」への対策と言えます。
似たロゴが使われているため、混同されがちです。
しかし、想定している弱点はまったく別のものです。
機能の違いを早見表で確認すると?
GORE-TEX WINDSTOPPER 違いを、早見表で整理しました。
購入前の比較検討に役立ててください。
| 項目 | GORE-TEX | WINDSTOPPER |
|---|---|---|
| 主な機能 | 防水性・透湿性 | 防風性・通気性 |
| 得意なシーン | 雨天時のアウター | 冷たい風が吹く日の防寒 |
| 代表的なアイテム | レインジャケット・マウンテンパーカー | グローブ・フリース・キャップ |
| 水への耐性 | 高い(防水規格に対応) | 基本的になし(はっ水加工品はある) |
防水性がないなら、WINDSTOPPERを選ぶ意味はある?
GORE-TEX WINDSTOPPER 違いを踏まえても、WINDSTOPPERには十分な意味があります。
なぜなら、体感温度を大きく下げる要因の多くは、雨ではなく風だからです。
例えば、気温が同じでも、風が強い日は体感温度が大きく下がります。
これは「風冷え」と呼ばれる現象です。
WINDSTOPPERは、この風冷えを防ぐことに特化した素材です。
そのため、乾燥した寒い日の防寒には、WINDSTOPPERのグローブやキャップが適しています。
雨や雪が予想される日もあるでしょう。
その場合は、防水性を備えたGORE-TEXのアウターを選ぶべきです。
このように、天候に応じて使い分けることが、機能を生かすコツです。
本格的な防水性を求めるなら、どのアウターを選ぶべき?

具体例として、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)の一着を見てみます。
「ザ・ノース・フェイス マウンテンライトジャケット NP62550」です。
70D Recycled GORE-TEXの2層構造を採用しています。
表地にはリサイクルナイロンを使用しています。
環境配慮の面でも評価されているモデルです。
価格は45,100円です。
レビュー件数は48件、評価は4.96です。
非常に高い評価が安定して集まっている、定番モデルです。
雨天時の通勤や、悪天候でのアウトドアシーンまで、幅広く活躍する1着と言えます。
▼気になった方はこちらをチェックしてみてください
防風性を重視するなら、どのアイテムが向いている?

防風性を重視するなら、ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)のグローブが参考になります。
「ザ・ノース・フェイス ウインドストッパー イーチップグローブ NN62519」です。
表地にWINDSTOPPER膜を使用しています。
指先まで防風性を確保できる仕様です。
人差し指と親指の先端は、スマートフォン操作に対応した仕様です。
価格は6,545円です。
レビュー件数は15件、評価は4.53です。
自転車通勤や、朝晩の冷え込みが厳しい時期の外出に向いています。
防水性は備えていないため、雨の日の使用は避けたほうがよいでしょう。
▼気になった方はこちらをチェックしてみてください
それぞれの素材を長持ちさせるコツは?
GORE-TEX製品は、防水性の要である「はっ水性」が使用とともに低下します。
表面の水弾きが悪くなったと感じたら、洗濯表示に従って洗いましょう。
そのうえで、専用の撥水スプレーで手入れをしましょう。
汚れを放置すると、生地の孔が目詰まりします。
その結果、透湿性そのものが落ちてしまいます。
そのため、定期的な洗濯は、防水性と透湿性を保つために欠かせません。
WINDSTOPPER製品も、基本的な考え方は同じです。
汗や皮脂の汚れを放置すると、素材本来の防風性が発揮されにくくなります。
GORE-TEX WINDSTOPPER 違いを理解しておくと、素材ごとのお手入れ方法も判断しやすくなります。
いずれの素材も、正しく手入れをすれば、数シーズンにわたって性能を維持できます。
結局、自分にはどちらが向いているのか
ここまでGORE-TEX WINDSTOPPER 違いを解説してきました。
最後に、選び方のポイントを整理します。
通勤で長時間屋外を歩く方には、GORE-TEXのアウターが向いています。
なぜなら、突然の雨でも中まで濡れる心配が少ないからです。
日常使いの安心感が高い点も魅力です。
一方、自転車やバイクで通勤する方には、WINDSTOPPERのグローブや小物が向いています。
風による体感温度の低下を、効率よく防げるためです。
予算に余裕があれば、両方を季節や天候で使い分けるのが理想的です。
秋の羽織り物を先に検討したい方は、ブルゾンの人気メンズブランドおすすめ5選【比較】40代に似合う秋の軽アウターもあわせてご覧ください。
ジャケットスタイルを検討している方は、テーラードジャケットの人気メンズブランドおすすめ5選も参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q. GORE-TEXとWINDSTOPPERは、同じ会社の製品なのですか
A. はい、どちらもアメリカのゴア社が開発・提供する素材です。
同じ会社の技術のため、名称やロゴが似ています。
この点が、混同されやすい理由の一つです。
Q. GORE-TEX製品は、蒸れにくいと聞きましたが本当ですか
A. 一般的な完全防水素材と比べると、蒸れにくい構造です。
ただし、汗の量が多い場面では、多少の蒸れを感じることもあります。
そのため、状況に応じて前を少し開けるなど、調整することをおすすめします。
Q. WINDSTOPPERのグローブは、真冬の雪の日にも使えますか
A. WINDSTOPPERのグローブには、基本的に防水機能がありません。
湿った雪や、みぞれのような天候では、内部が濡れてしまう可能性があります。
本格的な雪の日には、防水機能を備えた専用のグローブを選ぶことをおすすめします。
これからも「ストッカ!」では、素材の基礎知識をわかりやすく発信していきます。
